カプサイシン+イソフラボンは育毛に効果あり?と言いたいところだが…

育毛豆知識 2018.10.22

カプサイシン+イソフラボンの効果は根拠十分と言えない

かつて流行ったカプイソとその顛末

カプサイシンとイソフラボンを一緒に摂取すると育毛に関わる成長因子であるIGF-1の生成を促進するというものでしたが、その信ぴょう性には疑問が残る結果となりました。

実は、この説は名古屋市立大学が発表したものだったのですが、この論文や同じ教授が執筆した他の論文で捏造が発覚しました。結局、論文の責任者である岡嶋研二元教授は停職。ともに執筆をした准教授は懲戒解雇されました。

岡嶋研二氏はいまも自身の研究した理論を活かしてAGAクリニックを営んでいるようですが、あくまで独自研究の域は出ないと考えられます。しかし今も活動していることを考えれば決してカプサイシン+イソフラボンもといIGF-1育毛理論が無価値というわけでもなさそうです。

カプイソの肝はあくまでもカプサイシンによる刺激でIGF-1の生成を促進するところにあり、イソフラボンはそれをサポートするという説です。

IGF-1ってどんな物質なの?

IGF-1(インスリンよう成長因子1)は肝臓で分泌されるもので、ほとんどの細胞に対してその働きを活性化させる効果を持っています。筋肉、骨、肝臓や腎臓、皮膚など育毛以外にも良い影響をもたらしそうです。

IGF-1は加齢に対する効果が注目されています。加齢状態では細胞の働きが落ちるためこの物質によって体を若々しく保てるのではないかという期待です。

さて、前段で紹介したIGF-育毛理論に戻りますがこのようにIGFが全身に効果をもたらす物質である以上、カプサイシンとイソフラボンでIGF-1が増えたとして薄毛改善に直結するかは微妙なところがあります。

岡崎氏曰く牛に頭を舐められてもその唾液や知覚の刺激でIGF-1が分泌されるそうですが、やはり薄毛改善との関わりを示すには今以上の研究が求められるでしょう。

カプイソについてまとめるとこのようになります。

  • カプイソの基になる論文は画像の流用や改ざんが問題視された
  • 執筆責任者の岡崎研二氏は名古屋市立大学教授として停職になった
  • 岡崎氏は名古屋で自らのAGAクリニック「名古屋Kクリニック」を開院
  • IGF-1育毛理論の研究と実践は今日も続けているし、外部への露出もしている

その真偽はなんとも言えませんが、気になる方は名古屋Kクリニックへ行ってみるのが一番です。「カプイソは効果なし」と叩くサイトはたくさんありますが、おそらく誰も本人を取材していないはずです。

カプサイシンとイソフラボンの育毛効果について考えてみる

カプサイシンには血行促進効果が期待される

こちらではカプサイシンとイソフラボンそれぞれが薄毛に関係あるのか紹介します。

まず、カプサイシンは唐辛子に含まれる辛味成分で血行促進や発汗の効果があります。この理由は、中枢神経が刺激されてアドレナリンが分泌されるからです。アドレナリンは代謝を促進するので血流が良くなる以外に疲労回復や脂肪分解、食欲増進といった効果が期待されます。

その一方でカプサイシンは刺激の強い物質です。摂取しすぎると口の中や消化器官を傷つけてしまいますから辛いものはほどほどにしましょう。血流は健やかな発毛と関わっているので唐辛子は薄毛対策に効果があるかもしれません。

血行と育毛について

血行は髪の成長に関係があります。髪の毛は毛根に供給された栄養と酸素を使って成長するため、血流が良い状態では育毛しやすいし、血流が悪くなると髪が生えづらくなります。したがって、血流を悪くするストレスやタバコ、アルコールも薄毛の原因と考えられています。

これらの原因は、交感神経を刺激して血管を狭めることが知られています。毛髪環境を整えたいなら睡眠と休息を第一に過ごしましょう。

イソフラボンは女性ホルモンの代わりになるのか?

イソフラボンはポリフェノールの一種で肌荒れや老化の原因となる活性酸素をやっつける働きがあります。さらにイソフラボンは女性ホルモン同様の働きをする植物性エストロゲンとしても知られていますが、そのためかAGA治療に効果的という説があります。

たしかに、植物性エストロゲンの摂取は女性の健康に良いかもしれませんが、男性がイソフラボンを摂取したからと強い影響が出ると思えません。そもそも植物性エストロゲンとはエストロゲンに比べてかなり弱い効果だからサプリメントに使えるのです。

AGAは確かに男性ホルモンが関わっているが…

確かにAGAは男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼの反応によって作られるジヒドロテストステロンが関わっています。しかしテストステロンは男性の機能を司る重要なホルモンなのでその影響を抑制させるのは良くありません。ジヒドロテストステロンを減らすにはテストステロンよりも5αリダクターゼをなんとかすべきでしょう。

AGA対策の最優先は育毛より治療

AGAで悩んでいるなら治療が肝心

AGAで悩んでいるなら育毛より治療を優先してください。AGAはどんな育毛をしたところで治らないからです。つまり髪に良いことをしてもAGAの悪影響に相殺されればそれまでです。

AGAはジヒドロテストステロンの影響で発毛が抑制される病気ですが、これを改善するためには5αリダクターゼの働きを阻害します。5αリダクターゼの影響力は遺伝に左右されるためそれ以外の手段がないというのが現状です。

AGA治療薬にはどのような種類があるのか

AGA治療薬にはプロペシアとザガーロの2種類があります。プロペシアはフィナステリドという成分が含まれていて、優れた脱毛抑制効果があります。ザガーロはデュタステリドという成分が含まれていてプロペシアより強い脱毛抑制効果があります。

効果の面ではザガーロの方が優れていますが、実績の多さや価格の安さではプロペシアの方に分があります。最初はプロペシアを処方してもらって、効かなければザガーロを試すという順番で良いと思われます。

育毛剤より発毛剤を選ぼう

発毛を本気で考えるなら育毛剤より発毛剤を選びましょう。育毛剤にはもともと育っている髪の毛の成長促進しか認められませんが、発毛剤は文字通り発毛が認められます。わが国で発毛剤と言える薬はリアップとカロヤンくらいですが、より高い効果を期待できるのはミノキシジルが入っているリアップです。

カプサイシンに頼るより根拠のある育毛をしよう

カプサイシンやイソフラボンなど健康に良さそうな成分を知ると試したくなるのが人間というものです。しかし、このような民間療法と言える方法に頼るのは医学的に良いという方法を試してからでも遅くありません。

AGAクリニックで受けられる治療については日本皮膚科学会のガイドラインにその種類と推奨度が書かれています。不安なら一度目を通した上で病院へ行くと良いでしょう。

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